J-GIRLS女子キックボクシング2015年以前の大会結果

★試合結果

■4度めの対戦を制し安倍が王座戴冠
3.6『J-GIRLS Catch The Stone〜13』
大会結果詳細

2011年3月6日(日)東京・新宿FACEにて、『J-GIRLS Catch The Stone〜13』が開催された。

今大会では早くもミニフライ級の王座決定戦が、またバンタム級とアトム級の次期王者挑戦者決定トーナメント準決勝が行われた。


まずはアトム級、昨年8月にプロデビューしたYUKI(フォルティス渋谷)とトーナメント優勝候補ナンバーワンと目されるPIRIKA(NJKF・キングジム/J-GIRLSアトム級5位、BONITA BOXEOアトム級2位)の一戦。

スピードで勝るPIRIKAが序盤から速攻を仕掛ける。軸足がピンと伸びた美しいミドル&ハイキック、接近してはキレのあるパンチとバックハンド、そして器用な脚を駆使した後ろ回し蹴り。YUKIも負けずに前へ出るが、俊敏なフットワークから次々と繰り出される攻撃に成す術がない。

試合ペースを完全に掌握したPIRIKAの攻撃はとどまることがなく、1ラウンド終盤にダウンを奪うと、勝機と見て怒涛のラッシュをかけていく。最終ラウンド開始12秒、必殺のバックハンドがYUKIの側頭部にヒット、PIRIKAのTKO勝ちが決まった。

「YUKI選手は前に出てくる気持ちが強い選手。練習した事がなかなか出せなかったのが悔やまれる。夏までにもっと練習して、さらに強くなったところをお見せしたい」謙虚なコメントに終始したが、ダイナミックな技で相手の攻撃を完全に封じ込めた満足気な表情が見てとれる。

ジムを移籍してさらに強くなったPIRIKAが、優勝候補ナンバーワンの実力を遺憾なく発揮し、まずは順当に勝ち上がった。

 

 




アトム級別枠は福岡の女子大生ファイター・坂本柚佳里(錬成塾)と昨年の同トーナメントを決勝まで勝ち上がった美保(KFG/J-GIRLSアトム級3位)。

開始早々から美保の攻撃が坂本を圧倒。長いリーチを活かしたキックで坂本をロープ際に追い詰め、破壊力抜群のパンチを坂本の顔面に容赦なく叩き込む。その攻撃は、自慢の可愛らしいコスチュームが似つかわしくないほどに凄まじく、坂本を一切寄せ付けない。

第1ラウンドにダウンを奪うこと2回、攻撃の手は尚も緩めず、第2ラウンド開始1分1秒、TKO勝ちとなった。

「接近戦でも負けないように、短いパンチの練習をしてきた」坂本戦にあたり、プラスアルファの接近戦対策を施してきたという。相手を研究し、見事に距離を制した鮮やかな勝利だ。さらなる進化を宣言し、昨年獲り損ねたベルトを奪いにいく強い決意をみなぎらせた。

 

 




女子高生トリオの準決勝進出で話題となったバンタム級。
まずは名古屋の最強ファミリー・OISHI GYM会長の愛娘、大石ゆきの(OISHI GYM)、そしてチュートリアル・徳井に名付けられたシード選手のくみこぱとら(契明ジム/J-GIRLSバンタム級1位)の一戦。

積極的にプレッシャーを与えるくみこに対し、得意のローキックで応戦する大石、序盤から互いの意地とプライドが激しくぶつかり合う。

中盤、徐々に自分のペースに持ち込む大石が、ややスタミナを消耗した感のあるくみこをコーナーへ追い詰めると、強烈な左フックを2発、3発とボディに叩き込み、ダウンを奪う。

最終ラウンド、ボディブローの連打で反撃に出るくみこ。猛攻に耐えながらも、変わらぬペースでローキックと膝蹴りを見舞う大石。その激しい蹴りが、くみこの左脚を真っ赤に腫れ上がらせる。2Rめのダウンが尾を引き、結果、判定で大石が圧勝した。

「すごい緊張でヤバかったけど、リベンジできて嬉しい。この調子で次どちらがきても必ず勝つ。同じ高校生として負けたくない」一昨年の借りを返し、高校生対決となる決勝戦を見据えて勝利を力強く宣言した。

 




“最強の女子高生対決”として大きな話題となった“空手界の天才少女”魅津希(白心会)と“ハマのスーパー女子高生”陣内まどか(フォルティス渋谷/J-GIRLSバンタム級2位)。

ティープで距離をとりながらローキックで牽制する陣内に対し、懐に飛び込んで鋭いパンチを上下に散らす魅津希。高校生対決らしい、スピードと若さ溢れるバチバチの打ち合いを展開。

中盤以降、互いの持ち味を活かした攻撃は激しさを増すが、両者共に決定打を出せぬまま戦いは延長ラウンドへ。陣内のキックは強力な破壊力を持つが、積極的に前へ出る姿勢と接近した際の打ち合いで、やや魅津希が上回り、延長判定の末、魅津希に軍配が上がった。

「いつもより緊張したが、先輩の陣内さんに勝てて嬉しい。大石選手は前に出てくる選手。圧倒されないように自分も積極的に出て行きたい」最大のライバルと目視されていた陣内を破ったことに素直な喜びを見せながら、リングサイドで行く末を見守った最大のライバルに対し、力強くそう宣言した。

 




そして今回のメインイベント「J-GIRLSミニフライ級王座決定戦」4度目の対戦で初めてのJ-GIRLS王座戴冠を争う紅絹(フォルティス渋谷/J-GIRLSミニフライ級1位)と安倍基江(アカデミア・アーザ/J-GIRLSミニフライ級2位)。

身長差を活かしたロー&ミドルキックを繰り出し、前へ出ていく安倍。自在に動きながら、安倍のキックを適確にカットして攻撃を封じる紅絹。両者の内に秘めた闘志がひしひしと伝わる、一進一退の攻防が繰り広げられる。時に挑発をしながら、リング上を縦横無尽に動き回る紅絹をなかなか掴まえる事ができない安倍だが、過去3度の対戦経験を活かし、そんなトリッキーな動きに翻弄されることなく、冷静に紅絹を追い詰めていく。

最終ラウンド、決定打を狙って両者の攻撃が激しさを増す。1分過ぎ、紅絹の左フックが安倍の顔面を捉えるが、安倍は飛び込んでの膝蹴り、ロー&ミドルキックの応酬し、紅絹を追い詰める。5Rフルに戦い抜き、終始冷静に動きを読み有効打を取った安倍が、勝利をもぎ取った。

「思い入れの強い相手とタイトルを争う事ができた上、勝てた事がただただ嬉しい。緊張していたし、惑わされないように、自分のスタイルを貫いたのが良かった。最後は手応えがあった」幾度とグラブを交わした相手に敬意を表し、タイトルの重みを実感しながら、試合を振り返るその頬に涙が伝う。

「まだまだ弱点があるので、一つずつクリアをして絶対的に強いチャンピオンになりたい」念願のJ-GIRLSベルトを巻いた新チャンピオンが雄叫びを上げた。

(文/Ryuta Ezaki)

 

 




≪全試合結果≫

■J-NETWORK
『J-GIRLS Catch The Stone〜13』
2011年3月6日(日)東京・新宿FACE
開場:17:00 試合開始17:30


【左/赤コーナー 右/青コーナー】

▼第8試合 メインイベント J-GIRLSミニフライ級王座決定戦  2分5R(延長1R)

× 紅絹
[Momi]
(フォルティス渋谷/
J-GIRLSミニフライ級1位)
判定0-3
48-49
47-49
47-49
安倍基江
[Abe Motoe]
(アカデミア・アーザ/
J-GIRLSミニフライ級2位)
※安倍がJ-GIRLSミニフライ級王者に

▼第7試合 J-GIRLSバンタム級次期王者挑戦者決定トーナメント 準決勝 【サバイバルマッチ1】

× 陣内まどか
[Jinnai Madoka]
(フォルティス渋谷/
J-GIRLSバンタム級2位)
本戦0-0
29-29
29-29
29-29
Ex.0-3
9-10
9-10
9-10
魅津希
[Mizuki]
(白心会)
※魅津希がトーナメント決勝戦へ進出

▼第6試合 J-GIRLSバンタム級次期王者挑戦者決定トーナメント 準決勝 【サバイバルマッチ1】

× くみこぱとら
[Kumiko Patora]
(契明ジム/
J-GIRLSバンタム級1位)
※難波久美子より改名
判定0-3
27-30
28-30
26-30
大石ゆきの
[Oishi Yukino]
(OISHI GYM)
※大石がトーナメント決勝戦へ進出

▼第5試合 J-GIRLSアトム級次期王者挑戦者決定トーナメント 準決勝 【サバイバルマッチ1】

美保
[Miho]
(KFG/J-GIRLSアトム級3位)
TKO
2R 1'01" 
坂本柚佳里
[Sakamoto Yukari]
(錬成塾)
×
※美保がトーナメント決勝戦へ進出

▼第4試合 J-GIRLSアトム級次期王者挑戦者決定トーナメント 準決勝 【サバイバルマッチ1】

PIRIKA
[Pirika]
(NJKF・キングジム/
J-GIRLSアトム級5位、
BONITA BOXEOアトム級2位)
TKO
3R 0'12"
YUKI
[Yuki]
(フォルティス渋谷)
×
※PIRIKAがトーナメント決勝戦へ進出

▼第3試合 フェザー級(57.15kg以下)契約  2分3R

小澤聡子
[Ozawa Satoko]
(チームドラゴン/
J-GIRLSフェザー級6位)
判定3-0
30-27
30-28
30-28
亜利弥’
[Ariya]
(L'GALAXY)
×


▼第2試合 フライ級(50.80kg以下)契約  2分3R

徳山久美子
[Tokuyama Kumiko]
(隆拳塾)
判定0-1
29-29
29-29
29-30
白石瑠里
[Shiraishi Ruri]

(新日本・藤原ジム)
※デビュー戦


▼第1試合 PRE J-GIRLS Bリーグ 57kg契約  1分2R

須藤幸恵
[Sutou Yukie]
(MONSTAR GYM)
KO
1R 0'33"
佐々木美和
[Sasaki Miwa]

(藤ジム千葉県支部)
×


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